実績・事例
【研究支援】NEDO先導研究プログラムにおけるオリジナル機体風洞試験

エアロネクストは、東レ株式会社および国立大学法人 京都工芸繊維大学がNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の先導研究プログラムに採択された「空飛ぶクルマ向け安全飛行技術の研究開発」において、データ取得のサポートを行いました。
空飛ぶクルマの開発が進む中、安全性の確保が重要な課題となっています。特に、墜落などの緊急時における機体の挙動を高精度に予測する技術の開発が求められています。このような状況下、東レ株式会社と京都工芸繊維大学は、NEDOの先導研究プログラムに採択され、シミュレーション技術の研究開発に取り組んでいます。
1.本研究開発の目的
本研究開発の目的は、空飛ぶクルマの緊急時の挙動を高精度に予測するシミュレーション技術を開発することです。これにより、安全な機体設計や人命を守るための技術開発を促進し、空飛ぶクルマの開発期間短縮や社会実装の推進に貢献することを目指しています。
2.概要
エアロネクストは、東レ株式会社指導の元、オリジナルの8枚プロペラ2重反転の、オクタクアッドコプターを設計・製作しました。この機体は、各プロペラの回転数(RPM)を取得可能であり、GPSが使用できない屋内環境でも自動で位置制御が可能なオプティカルフローセンサーを搭載しています。福島ロボットテストフィールド内の風洞施設において、この機体の性能評価試験を実施し、シミュレーション技術の検証に必要なデータ取得をサポートしました。
3.今後の展望
今回のデータ取得サポートを通じて、空飛ぶクルマの安全性向上に寄与するシミュレーション技術の開発が進展することが期待されます。エアロネクストは、今後も先進的な技術開発に積極的に関与し、航空分野の発展に貢献してまいります。
